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15年ぶりに妻籠宿の水車を新設

  • 執筆者の写真: fujko umezawa
    fujko umezawa
  • 2017年4月7日
  • 読了時間: 2分

妻籠宿は水車大工の親方が住む南木曽町にあります。

1976年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。

妻籠の歴史についてはこちらをご覧下さい。

妻籠を愛する会 妻籠宿の歴史

観光案内所から西へ数分歩くと、高札場(こうさつば)と言って、今で言う「掲示板」が復元されています。ここに水車が回っています。

この水車は水車大工の親方、原さんが設置しました。

妻籠宿水車 15年前

そして、今回15年ぶりに新しい水車を設置します。

地元の方達と一緒の共同作業です。

親方の工場を出発

水車出発

解体前の現場確認

解体前の水車の確認

部材一つ一つを外すのですが、水を吸ってめちゃくちゃ重くなっています 。

外した部材は展示するのか…役所の担当者が運んで行きました。

水受けの再利用

行き交う観光客も興味深げに立ち止まります。

網を持った子ども達は「蟹さんを取るんだ!」と言って

興味深げにのぞき込んでいます。

のぞき込む子どもたち

架台をしっかり設置しないと水車が倒れてしまいます。

土台になる水路を整地します。

水路の整地

架台を据え付け、水車本体を慎重に設置しました。

水車 架台の設置
水車本体を設置

前の日はみぞれが混じって強風吹きすさぶ悪天候。

この日は打って変わっての晴天でお昼頃にはTシャツでも大丈夫な程の夏日になりました。

晴天の妻籠宿

お昼にはつるんとした蕎麦とやわらか〜い五平餅を頂いて腹ごしらえ。

水車のベアリングを調整、笠を掛け、架台が動かない様に固定して完成です。

水車ベアリングの調整
水車の笠を据え付け
水車 新設工事の完成

親方の地元で、地元の方々との共同作業。

貴重な機会に心から感謝の思いが湧いてきました。

またこの先15年回り続け、多くの観光客を和ませてくれる事でしょう…

記念撮影


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